チャンキングはトレッドがタイヤ本体から剥離し、ちぎれたようになることをいいます。
タイヤの地面と接触する部分をトレッドといいます。
トレッド部分はゴムで作られており、そこには溝(トレッドパターン)が刻まれています。
チャンキングが発生する原因として、バイクを高速走行させることによりタイヤの表面温度が高くなるために起こるトレッドの剥離のことです。
また、スポーツ走行向けのタイヤのように、タイヤのコンパウンドが柔らかいために発生する場合もあります。
タイヤの表面温度が高くなると発生しやすくなるので、夏のように路面温度が高温のときに発生のリスクが高くなるのは事実ですが、むしろ気を付けるべきはタイヤの空気圧不足です。
バイクタイヤのメンテナンスの不備による原因の時もあります。
特にタイヤの空気圧が低い状態などは要注意です。
特殊な例としてはバイクの加重オーバーの状態で高速走行を行うと、
タイヤの発熱量が異常に上昇しますのでチャンキングが起こりやすくなります。
対策としてできることは、日ごろからのタイヤチェックというオーソドックスなものに尽きます。
タイヤメンテナンスといっても大したことをするわけではありません。
常に、劣化や空気圧の確認を何気なく目視するくせを付けましょう。
そして、出発時の目視やガソリンスタンドによった時などのチェックなどをこまめにやることがいいでしょう。
また、長期間乗らないときはタイヤの劣化を防ぐために本体をリフトアップしておくのがいいようです。
このようなリアスタンドはリアタイヤ劣化を防ぎます。あなたのバイクにセンタースタンドがあれば、センタースタンドを立てるのも良いですよね。
ちなみにフロントスタンドは単体で使うことはできません。フロントスタンド単体ではバイクを支えることができないので、必ずリアスタンドと一緒に使いましょう。
長期間バイクに乗らない場合もスタンドアップしておくことにより、タイヤの劣化を防ぐことができます。