アールとは英語で半径をradiusと記すことから、「R」とは円の半径を表す言葉として用いられます。
バイクでは、道路のコーナーの曲がり具合を表す際に使います。
高速道路を走っていると、山間のコーナーが連続したところで「R400」「R500」といった標識を見ることがあるはずです。
「R400」は半径400mの円弧、「R500」は半径500mの円弧と同様の曲がりという意味です。
つまり数字が小さくなるほどコーナーはきつくなり、大きいほど緩やかということになります。
バイクレースに使用されるサーキットのコースでは、「R9」「R15」「R20」などといったクラスのコーナーはざらです。
そのレベルのカーブでグイッとU字に曲がったコースをヘアピンコースと呼びます。
R=円弧の半径から、道路のコーナーの曲がり具合の大きさを表すものです。
ちなみに鈴鹿サーキットの130Rは、2002年まではその名の通り半径130mのコーナーでしたが、2003年からは85Rと340Rの複合コーナーへと改修されました。
しかし鈴鹿サーキットの130Rという名称は昔からモータースポーツファンにとって非常に馴染み深いものがあります。そのため現在もこの名前が用いられています。また、私も鈴鹿サーキットのあそこのコーナーは「130R」といいます。ドラマもたくさん生まれているしね。
とにかくバイクに乗り始めると、「カーブ」⇒「コーナ」、「半径」⇒「R」となってしまうわけですね。