モンキー125のレビュー・売却時の査定額・売る時のポイント

モンキー125がデビューしたのが2018年7月。1967年以来、かわいらしいカントリー風な外観で人気を集めてきた「ホンダモンキー」。

50㏄と小さめで、コンパクトなモンキーはバイク界で定番の車となり、なんと50年に渡って販売されてきました。

なんと、半世紀も売り続けられたバイクということになります。

が、そんなモンキーも2017年8月をもって販売終了に。

そして、新しく125㏄に生まれ変わった「モンキー125」が、2018年7月12日より登場!その生まれ変わった姿に、日本のみならず国外のファンも湧いています。

この記事に書いてあるコト

50㏄から125㏄に生まれ変わったモンキー

50㏄から125㏄に生まれ変わったモンキー

生まれ変わったモンキー!125㏄になってボディー大きさもパワーもアップしました。

125モンキー125の前身は、前述した通り50㏄の小さなバイクとして良く知られた「モンキー」。

それが今回は、125㏄と倍以上の排気量にパワーアップしての登場となりました。

なぜ50㏄のモンキーが生産終了となり、125㏄のモンキー125が誕生したのでしょうか?そこには、海外でのモンキー人気がありました。

モンキーは日本のバイクですが、その機能性とかわいらしさから海外人気も非常に高いバイクでした。

そんな時に「タイの市場に受け入れられるバイクを作りたい」と考えていたホンダは、グロム(125㏄バイク)とモンキーを掛け合わせたバイクを作りたいと考えたそうです。

実際にその試作品にあたる「モンキーコンセプト」を製作し、タイの「バンコクモーターショー」に展示したところ、非常に反応が良かったために「モンキーの後継車」として制作することが決まったとか。

この経緯があるため、モンキー125のベースは「グロム」というバイクになります。

加えて、おそらく「50㏄バイクの限界」を見据えていたのかもしれません。

排ガス規制法により、多くのメーカーがバイクの改良を行っているのは周知の事実です。

しかし、50㏄のとても小さなバイクは、この排ガス規制法に順応することが難しく、次々と生産終了になっていることが現実です。

モンキー125の制作に排ガス規制法は関係していないようですが、市場の反応と50㏄バイクの今後を見据えての決断だった可能性はあります。

デザインはモンキーを踏襲

デザインはモンキーを踏襲

モンキー125はボディがかなり大きくなりました

モンキー125は、モンキーの後継車両というだけあって、モンキーにあった特徴の多くを引き継いでいます。

生産者であるホンダいわく、モンキーの特徴は「シンプルであること」「コンパクトなこと」「愛らしい」の3つ。

新しく発表されたモンキー125には、遊び心をありのままに発揮できる「遊びの達人」というコンセプトが掲げられました。

ただし、125㏄に生まれ変わったことでボディの大きさはぐんとアップ!50㏄から125㏄となると、単純に考えれば二倍以上大きいことになります。

実際に目にした人の多くが「大きい!」と感じていることからも、大きに大きな変化があったことが伺えますね。

本来、125㏄はそんなに大きいと感じる大きさのバイクではなくコンパクトな部類に入ります。

それが大きく感じると言うのは、やはりもともと小さかったモンキーのイメージを引き継いでいるからなのでしょう。

125㏄バイクになったことで人気の拡大も

モンキー125はタイで事前に展示された「モンキーコンセプト」が125㏄であったことからも解るように、市場で125㏄バイクはとても人気。

それもそのはず、世界では125㏄のバイクが「標準」と言われているのです。

そのくらい125㏄のバイクは乗りやすいということなのでしょう。

モンキーが125㏄になったことで、これまで以上にモンキーが世界で愛される可能性が出てきました。

生産国もタイなので、タイの方々にとってもさらに身近なバイクになるといいですね。

モンキー125のいいところ

日本バイクの昔ながらの佇まいを残すレトロな雰囲気のバイクモンキーの外観を引き継いだだけあって、モンキー125の外観にはレトロな雰囲気が漂います。

バイク業界を席巻しているカワサキ・Z900RSは、かつてかなりの人気を誇ったZ1の外観を引き継ぎました。

このヒットからも解るように、過去に発売されたバイクの中には今でも「かっこいい」「乗りたい」と思わせるデザインのバイクが存在します。

モンキー125からも、そんな「今の時代だからこそ乗りたいレトロ感」が溢れています。

「50年もの間愛されてきたバイクの良いところを、限りなく詰め込みたい。

モンキーの魂をしっかりと継承させたい」そんなホンダのこだわりが随所に感じられるデザイン性の高さ、はモンキーファンが絶賛するほど。

レトロ感を味わい方には、文句なしの一台になるでしょう。

カスタムがしやすく設計されています

コンセプトが「遊びの達人」であることからも解るとおり、モンキー125はカスタムしやすい仕様になっています。

そのままの見た目でも十分に格好いいだけでなく、カスタムして「自分だけの一台」を作る余地を残してあることが、モンキー125の最高の遊び心。

かつてのモンキーがそうであったように、燃料タンクやシートが別になっている設計になっていることは、「自分の好きなデザインにして、世界にひとつだけの一台を作ってね」というホンダからのメッセージなのかもしれません。

しかし装備・設計・デザインは最新型

レトロの中に潜む新しい装備にも注目見た目はレトロなモンキー125ですが、搭載された機能はしっかり最新型!モンキーらしさを残しつつも、テールランプやウィンカーにはLEDを採用。

そして、シートも厚みを残しながらさらに座りやすいものになりました。

間違いなく進化している、そう感じさせてくれる工夫を探してみてください。

モンキー125の悪いところ

値段が高いモンキー125の価格は、モンキー125が399,600円、モンキー125ABSが432,000円。(2019年現在)ちょっと高いのがネック。

40万円を出せば、150ccクラスのバイクが買えてしまいます。

といっても、値段の高さはモンキー125だけの話ではなく、実はモンキーの代から指摘されていました。

平成元年に発売されたモンキーは12万円台で購入できたのに、それからマイナーチェンジのたびに値上がりし、最後に発売されたモデルの価格は33万円。

もちろん、マイナーチェンジのたびに進化しているので「なんの理由もなく値上がりした」ということではありません。

それでも、この値上がりの仕方を見れば、買うことに躊躇する人もいるでしょう。

自動車に押されて、バイクの売り上げは依然として厳しいものになっています。

そのために、どうしても生産台数が少なくなり、そのぶん価格も上がります…。

買う側にとっては残念ですが、仕方ないですね。

二人乗り(タンデム)はできない

残念ながら、モンキー125は二人乗りができない構造のバイクです。

モンキー125を見ても解る通り、シートの形が明らかに二人乗りの仕様ではありませんし(これはモンキーのシートの形を引き継いだからなのですが)、タンデムをするためのタンデムステップもありません。

追加でシートを付けられるような構造でもないので(つけられる場所がない)、一人乗りと割り切って乗りたい人向けです。

モンキー125を高く売るには

中古市場で高い人気のモンキー(50㏄)2018年になって発売されたバイクなので、まだ中古市場には数が少ない状態。

なので、今後の買取額については「あくまで予想」ということになります。

半世紀にわたって販売されたことからも解る通り、かなりの人気バイクだった「モンキー」は、中古市場においてプレミアム価格がつくこともあるくらいの人気を見せています。

これは、もう手に入らないからこその価格でしょう。

125の方はこれから主流になっていくバイクなので、50㏄ほどの人気獲得は難しいかもしれません。

そう考えれば、市場に中古の台数が少ないうちに売った方が高い査定額が出る可能性が高いです。

また、モンキー125に関してもカスタムパーツの人気が高くなる可能性も念頭に置いておくと良いかもしれない。

以前モンキーがそうであったように、モンキー125も乗る人の遊び心を十分に詰め込むことができるように作られています。

そのまま乗っても十分に格好いいですが、カスタムが楽しいのもまたモンキー125の魅力。

今後、カスタムパーツの人気が高くなることは十分に考えられます。

ただし、売るときには買った当時の状態に戻すこと。

カスタムパーツは別に売って、最初についていたパーツを取り付けておくことをおすすめします。カスタムした状態よりも、その方が高く売れます。

まとめ

モンキー125はとてもかわいい。見るだけで本当に欲しくなってしまう。

大型バイクを持っていても、車しか持っていなくても・・・そのモンキーの姿を見ると、とても欲しくなってしまうのはオレだけではないはず。

原付きの時のモンキーは道を走るのも、ちょっと怖かった。特にオレは昔「ホンダゴリラ」を乗っていたのでよく分かる。

しかし、このモンキー125は全く違う。あの時のかわいさそのままに125ccという余裕のあるパワーユニット、アップサイドダウンのフロントサス、前後ディスクブレーキと・・・しっかり交通の流れをリードできるマシンに仕上がっている。

それでいて、このかわいさ。見れば見るほど欲しくなってしまうモンキー125であった。

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