アーシングとは・・・バイクは混合気に点火するのをはじめ、ライトやウィンカーの点灯など、電気によって動いています。
その電気の流れを効率よくすることをアーシングといいます。
「Earth」+「ing」と言う造語から生まれた言葉。正確には「アースボンディング」「マイナス配線の強化(又はオーバーホール)」と呼ぶようです。
回路という通り、電気はプラスからマイナスへと一方向に流れ、ぐるっと回って帰ってきます。
アーシングの作業自体はとても単純で簡単です。エンジンルーム内の電装品のマイナス配線を追加することで、その車本来の性能を引き出そうというのが目的です。
理屈的には洗濯機やレンジの裏にあるあのアース(地球、大地)線の話と同じです。
電気はプラスからマイナスへ流れます。
電池から→プラス配線を通り→電化製品→マイナス配線→電池と廻ります。
この際マイナス配線(=アース線)が劣化などにより抵抗が大きいと電化製品の本来持っている力が発揮できないことに着目して、マイナス配線を追加し電池に電気を抵抗なく戻すことです。
バイクに使われる様々なパーツは金属製なので電気の通り道となるのですが、その為に作られたわけではないためロスもあるのです。
そこで行うのがアーシング。
エンジンルームの電装においてマイナス配線をつなげる、という作業になります。
言われるようになったのは比較的最近ですが、その効果については実際数値化されているわけではなく、知らずにやっても効果が無い、という意見もあるようです。
電化製品が本来の力を発揮することにより、エンジンの性能が引き出されるようです。
しっかりしたデータが少ないので、本来の効果はどの位かは数値的に証明されていません。
もし、あなたのバイクいじりでやることがなくなった場合の暇つぶし、もしくは経年劣化してしまったバイクのメンテナンスの延長上でやる方がいいかもしれません。