パッシングとはバイクのヘッドライトをハイビームとロービームを交互に数回点灯させることです。
このところのバイクのヘッドライトは常時点灯が主流になっていて、通常バイクのヘッドライトはロービームにします。ハイビームスイッチをカチカチとしてヘッドライトの上下を交互に点灯させることです。
追い越しの際に前方の車に注意を促したり、「どうぞお先に」と道をゆずるときに使われるなど、いろいろな合図として認知されていいます。
ですが、パッシングは特に交通規則などでその使用目的が決められているものではありません。
もちろん教習所でも教えてくれません。
もともと、パッシングとは先行車に追いついた際、「先に行きたいので道を譲ってください」という意思を表すものです。
それが関東では「お先にどうぞ」という意味で、関西では「こちらが先に行く」といった意味で使われています。
いかにも関東と関西の違いが明確に出ていますが、本来の使い方は関西の方ということになります。
他にも道を譲ってもらった感謝の気持ちを伝えるとき、ライトが眩しいと対向車に警告するとき、無謀な割り込みなどに抗議するときなど、走行中のコミュニケーション手段になっています。
ツーリングなどで他の土地に行ったときは気をつけましょう。
色々と使え、あれば便利なパッシング機能ですが、小型スクーターなどバイクによってはそのスイッチがないものもあります。