NSシリンダー:ニッケル/シリコン・カーバイドシリンダーの略
NS(ニッケル/シリコン・カーバイド)メッキによって軽量化と耐焼付性、耐摩耗性において格段の向上をはかりました。
このNSシリンダーはNS500のノウハウをそのまま市販車のNS250F/Rに反映したもので、シリンダーの内壁をニッケル素地にシリコン・カーバイド粒子を分散させた皮膜でコーティング処理しています。
そのほかの車種ではNS400Rにも採用されいます。
これにより、ピストンと同素材のアルミ製一体成型シリンダーを実現。
鋳鉄スリーブを持たないので、軽量化はもとより、熱伝導性が良く、放熱効果が向上。
さらに、ピストン、シリンダーそれぞれの熱膨張率が同じなので、温度が変化してもピストン、シリンダーのクリアランスが一定に保たれ、安定したパワーが得られます。