キャストホイールは鋳型で鋳造して作られた一体成型のホイールをキャストホイールといいます。
材質としては鉄やアルミ、マグネシウムなどの金属が使われます。
軽金属合金を鋳造して、一体成形されたものがキャストホイールです。
繋ぎめのない一体型のため、硬くて頑丈、そして軽量というメリットがあります。
剛性が高く、スポーツモデルなどに採用されていることが多いのです。
ホイール周りチューンナップにキャストホイールは足回りの軽量化、剛性化、そしてなんと言ってもタイヤをチューブレスにできるのです。
これと対局にあるのがスポークホイール。
スポークホイールはケーブル状の金属(スポーク)が縁と中心部を結ぶ構造で、しなやかで衝撃吸収性に富むという特徴があります。
つまり、スポークがわずかに伸縮する分、ホイールが弾性体になって乗り心地がマイルドになる特性があります。
しかし、スポークホイールのバイクが少なくなってきたのには理由があります。
- キャストホイールに比べ組み立てに手間がかかって生産性が低い。
- 旋盤で一気に真円を出せるキャストホイールに比べて精度が低い。
- リムにスポークを通す穴があいているので空気が漏れてしまうからチューブレスタイヤが使えない。
などがあげられます。
しかし、オフ車を中心にまだまだスポークホイールは活躍する場面もあるでしょう。
バイクは趣向性の高い乗り物でもありますので、機能やコスト面はさておき、デザイン的なホイール選択をする人も少なくありません。