クリッピングポイントとはコーナリングラインにおいて、一番コーナーの内側に近いポイントのことを指す。
またはコーナーを脱出するときに、アクセルを開けることができるポイント。
結果的に一番バイクが寝ているポイント、そしてバイクがコーナー出口に向かって起きはじめるポイントでもあります。
クリッピングポイントを点で考えるか、ゾーン(エリア)で考えるかによっても走り方やコーナーに対する意識も違ってきます。
例えばコーナリングの基本であるアウト・イン・アウトであれば、クリッピングポイントはインの場所ということになります。
クリッピングポイントに向かうとき、基本的にはバイクは減速しています。そしてクリッピングポイントを通過するときにバイクがコーナー出口方向に向いていることが理想です。
これは減速区間の中でバイクの向きをコーナー脱出方向に変えておき、結果的にクリッピングポイントがあるようなライディングができるといいですね。
主にサーキットやスポーツ走行で使われる言葉であり、各コーナーにベストなコーナリングラインをきれいにトレースするためには、このクリッピングポイントを正確に捉えて走ることが重要とされています。
もちろん一般公道(主に峠など)での走り方を説明する際にも、まれに使われることがあります。