通常、道路やレースコースでは、コーナーのイン側よりアウト側が高く傾斜がついています。
これをバンクと呼びます。
一方、コーナーの半径の割に、その傾斜が少ない、傾きが逆、あるいはフラットなものを逆バンクといいます。
一般道は排水のために左右の路肩が低くなっています。
左コーナーの場合はいいですが、右コーナーを走るときにまさに逆バンクとなる上、半径が大きくなるため、ライダーは特に注意が必要です。
サーキットなどではコーナーを安全かつ曲がりやすくするために、通常外側から内側にかけて角度が低くなるようにバンク、つまり傾斜になっています。
逆バンクとは、その角度が付いていなかったり、コーナーの内側角度のほうが逆に高かったりするコーナーのことをいいます。
レースコースにおいては高速走行でコーナーに入ってきたライダーの目には、イン側が高くなっているように見えてしまうといいます。
ちなみに鈴鹿サーキットの逆バンクの場合は、ほとんど傾斜はついていません。
この鈴鹿の逆バンクを高速で進入してくるライダーやドライバーの目には、逆バンクがついてるような錯覚を起こすらしいとのことです。
公道でも、実はこの逆バンクはたくさんあります。通常の峠道などは水はけの問題より路肩が下がっている場合が多いです。
また、市街地でも右折や左折をした時すぐに上り坂の場合は状況により逆バンクとなります。スピードがのっていたりバンクしている時間が長かったりすると上り坂に対しての自分バイクが一瞬逆バンク状態になります。
とにかくスピードが出たまま逆バンクのコーナーに入るのは危険。
一般道や峠道を走行する際は要注意です。
マン島TTのコーナーなんて全部逆バンクじゃないのかなー?