馬力とは仕事率を表す単位です。
国産メーカーは国内向けのモデルに対して自主的に馬力に限界を設け、それ以上の馬力を持つバイクを生産しないようにしました。
馬力とは仕事率を表す単位です。
1馬力は「1秒間に75㎏のものを1メートル動かす仕事率」と定義され、1psと記します。
同じ1秒間で倍の重量を1メートル動かせば2psとなります。
排気量(cc)とこの馬力(ps)でバイクの大きさや規模が分かります。
日本のメーカーでは、日本国内向けの車両については自主的に馬力を規制しており、排気量によって上限を設けているのです。
自動車の世界でも国産車では馬力規制が存在します。
1989年に軽自動車を除く乗用車の馬力を国産メーカーが自主的に馬力の上限を280馬力に規制したというものです。
バイクの世界では、バイクの輸出モデルには馬力規制をかけていないため、同じ車種でも国内のモデルと、輸出モデルに馬力の差が出てしまうこともあります。
海外モデルで右側通行、左側通行ということを考えればヘッドライトを含む保安部品などの設備が異なるのは仕方ないですが、同じ車種で馬力が違うものが存在するというのは・・・
その海外モデルを逆輸入して、同じモデルなのにパワーの違う2車種がバイクショップに並んでいたということも多々あります。
馬力規制はするけど、逆輸入は問題なしというのは、いろいろな問題が絡み中々むずかしいですね。
参考までに国内バイクの馬力規制
- ~50cc/7.2ps
- ~125cc/22ps
- ~250cc/40ps
- ~400cc/53ps
- ~750cc/77ps
- 750cc超/100ps