今日はモト・グッツィ 1100Sportを乗っていた「禎さん」に1100Sportをバイク買取業者に査定、売却をした体験談を聞くことができました。
1100Sportをなぜ購入したのか?新車・中古車?どのくらいの値段、購入価格だったのか?
そして、もっとも気になる1100Sportをなぜ売却することにしたのか、どこのバイク買取業者に査定を依頼して、結果どのくらいの売却額だったのか?
同じような年式やバイクの査定・売却を考えている方も気になる体験談ではないでしょうか!
それでは行ってみましょう!
新車から乗り続けているharley(1990年式)が、10万キロとなり、あちこち痛みが出始めた。
整備の為、インチネジを買いに行きつけの店に行ったところ、昔憧れていたMOTO GUZZI 1100Sportが、ワンオーナー車で売りに出ていた。
跨ると、シートとハンドル位置が同じという過激さ、走り出すとharleyよりも自己主張するエンジンに一目惚れ。現金で即決となる。
確かにワンオーナーで車体は綺麗、立ちごけ傷一つない美車!走行距離も少なく、1万キロ以下の為、何の不安や心配もなく購入。
何十年ぶりにもなる、過激な前傾姿勢が新鮮で、それ以降5年間harleyの出番は無くなる。通勤にツーリングに、motoguzziで走り回った。5年間で、走行距離は2万5千キロをこえた。
MOTO GUZZI 1100Sportはharleyよりも強い鼓動感。アクの強い低回転域。回すと逆にモーターの如くスムーズとなるエンジン。強い前傾姿勢。全てが素晴らしく、最後まで乗るつもりであった。
春と秋の三泊ツーリングでは、走り出すと1500キロを走り。夏の四泊五日ツーリングでは、2500キロを超える旅を繰り返した。1日で、700キロ以上走った。
しかし、その独特なエンジン構造故に、エンジンオイル交換にオイルパンを外さねばならず、またマフラーもその都度脱着しなければならない煩わしさがあった。ガスケット交換もしなければならない為、オイル交換毎の出費は痛かった。
加えて、前オーナーが乗らずにとっていた車体故に、あらゆる箇所からのオイル漏れが続き、5年間での修理代は車体代金を遥かに超えた。
また、harleyと異なり、部品が手に入らない為、ワンオフでの作製もしなければならなかった。2018に、家族介護の為、それまで28年間勤めた仕事を辞めねばならなくなり、金銭的に所有し続けることが困難となった。
28年間新車以来乗り続けているharleyを手放すか、次から次へと壊れるイタリア美人を手放すかの選択に迫られ、結果motoguzziを手放すことになった。
MOTO GUZZI 1100Sportという古いイタリア車、歴史的な名車でもなく、仕方ない金額。
車体に傷はない、転倒歴は立ちごけさえないが、走行に伴う子傷はある程度。売却する半年前に、ワンオフでチタンマフラーも入れたばかりであり、個人的には査定で30万超えを考えていた。
これがmotoguzzi専門店ならば、もっと良い値になったと思う。そのバイク屋は古いバイクを重点的に扱う店で、昨今流行りの旧車専門店ではない、所謂町の古くからあるバイク屋さん。
昭和のお店。客はharleyやBMWが多く、motoguzziを好む客は皆無である。販売を考えれば、致し方ない金額ではある。店から買った車体は店に戻すべきと、個人的には信念がある。
その為に、金額がどうのこうのではなく、買ったお店にバイクを戻した。明らかに失敗である。
ちょっとイマイチ。もうちょっとなんとかならないか?と思っています。
MOTO GUZZI 1100Sport売却は金銭の問題ではなく、motoguzzi専門店に売るべきだった。個性の強過ぎるバイク故、乗る人もまた限られる。
motoguzzi専門店に任せたならば、次のオーナーもmotoguzzi好きなエンスーだったたはず。
バイク屋から買ったバイク故、元のお店に戻したのだが。車体のこと、先々のことを考えるならば、他県になるが、motoguzzi専門店に売るべきだった。私の住む県には、motoguzziの正規代理店は存在しない。悔やまれる。またいつか、motoguzziに乗りたいとの願いはある。
禎さんありがとうございました!
1100Sportを査定売却した貴重な話、本当に参考になりました。
皆さんにも1100Sport、もしくは似たような車種を査定、売却する場合の情景が浮かんだのではないでしょうか。
あなたのモトグッチ 1100Sport、もしくは似たような車種を査定、売却する場合の参考になればうれしいです!